住んで分かった本当の中国〜上海OL日記〜

中秋節

中秋節の月

前回の「七夕」に続いて、今回は中国の旧暦行事「中秋節」をご紹介したいと思います。

旧暦の8月15日(2009年は10月3日)は、中秋節。まん丸の月が“団圓”(=家族円満)につながることから、家族や親しい友人が集って過ごす。
その場所に欠かせないのが、月餅。ずっしり重たい特製月餅を皆で切り分けて頂く。

ゲッペイ商戦

8月半ばを過ぎるとデパートの食品売り場には特設の「月餅コーナー」が登場。
贈答用に、企業間や職場内で福利厚生の一環として配られるのだが、年々「月餅商戦」が加熱して、豪華絢爛な化粧箱入りのものや、中身よりも高級なオマケ付きも登場。
新しもの好きの上海人にはスターバックスの「珈琲月餅」やハーゲンダッツの「アイス月餅」も大人気。たいていは、「ギフト券」を配り、期限内に各自がお店に引換えに行く。

加熱する商戦に、2006年には中国政府が「包装等にかけるコストは、月餅本体の値段の25%を超えてはならない」なんて通知を出したくらい。
また、製造過程での衛生問題や秋節後に売れ残ってしまった月餅の処理も問題になっている。
実際に上海っ子たちに聞いても、「せいぜい1個しか食べない」「月餅よりも現金が欲しい」なんて結構、現実的。
仲間同士で携帯メッセージを送りあったり、パーティーをしたりと、賑やかに過ごすようだ。

それでも、やっぱり月餅のない中秋節はなんだか物足りない?!
不景気にも関わらず、今年も月餅商戦がスタート!

情人節イメージ
中秋節にお月見客用にライトアップされた万里の長城

嵯峨野 光子さん

嵯峨野 光子(さがの みつこ)さん
高級漢語水平考試(GHSK)9級取得
通訳案内士試験(中国語)合格
日本キャリア開発協会認定 キャリアカウンセラー(CDA)
人材紹介・派遣会社に勤務し、法人営業や海外人材の採用・育成就業フォロー等を担当。
また、上海現地法人に3年間出向し、日本人・中国人の求職者3,000名以上のキャリアカウンセリングを実施。
現在、日総ブレイン株式会社勤務。